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【パター初心者編】自宅で缶を使って練習!?パットの天才が教えるパターの上達法!<動画付き>
始めに
皆さんパターは練習していますか?
ゴルフにおいて、パターは全てのクラブの中でラウンド中に最も多く持たれるクラブです。
なのになぜかアマチュアの方は特に、練習量が一番少ないクラブでもあります。
なぜでしょう?
それは単純に
つまらないから…
ドライバーのように飛距離を出したり、ウェッジのように思った地点にボールを落としたりする爽快感がないからです。
しかしラウンドに行くとどうでしょう?
ロングパットを沈めればめちゃくちゃ気持ちいいですよね。
近いパットでも外したらすごく悔しいですよね。
では、スコアのことを少し意識しましょう。
実はパット数を数えている方はよくわかるかと思いますが、パターはスコアの約4割を占めています。
ロングパットはうまくいって2パット、大体は寄せて、寄せて、入れて3パット
近いパットはうまくいって1パット、大体は寄せて、入れて2パット
うまくいって、というのは練習している人、大体は、というのは練習していない人と仮定します。
練習しているか、練習していないかによってパット数が先程の例でいえば
3と2、2と1
なのでスコア全体ではそれぞれ1変わってきます。
ラウンドは18ホールありますから、ラウンド全体のスコアでは+18のスコアになります。
つまり逆に言えば、パターを練習することで今のスコアより18も縮めることができます。
アマチュアの方の最初の壁は100を切ることが多いと思いますが、現状で120打っている方でもパターを練習することで、理論上102までスコアを縮めることができるということです!
パターがスコアを縮めるために大事であることは理解していただけたと思います。
では早速、パターを練習してスコアの壁を壊しましょう!
初心者編と謳っていますが、上級者の方でも参考になる内容になっていますので是非ご覧ください!
Lesson!
パターにおいて大事なことは2つだけ!
・まっすぐ打てること
・距離感が合うこと
この二つが完璧であればパットは入ります!
コースに行けば
「傾斜や芝目でラインが読めない…」といったことも出てきますが、
まっすぐ打つことさえできない限りは、ラインの読みができるという上達も上がっていきません。
ラインを読むというのは経験値です。
・どれくらい曲がるのか
・早いのか遅いのか
・下っているのか上っているのか
それにより、
・どれくらい左右にずれて狙えばいいのか
・どれくらいの強さで打つのか
というのは経験値がないとわかりません。
自分が狙う方向にまっすぐ打つことができるようになって初めて、
「このラインでこのくらい曲がってくるんだな」という結果が来ます。
それがない限りは、入ってもまぐれです。
たまたま打った方向がラインであって、そこを狙って、さらにそこに向かって真っすぐ転がらなければ”狙った”とは言えません。
自分の打ちたいところに打って、思ったように曲がって、というのがちゃんとしたパッティングです!
距離感
距離感に関しては振り幅と、よく聞くかと思います。
それは間違ってるわけではありませんが、
距離感とはスピード感です。
スピード感とは何かというと、
ボールがカップまで転がる時間、速さのことを指します。
例えば、コースに行ったときに
パターを打った後に、「それ強いよ!」や「それ届かないじゃん!」などと思うことがありませんか?
それを思えるということは距離感があるということです!
見た目で早い、遅い、遠く、届かないと感じているので
そのように感じたものを作っていくのが距離感を作るということです。
なのでふり幅で、強さで距離感を作っていくのではなく、
転がっている時間やスピードをイメージしてそれに合わして体を動かしていきましょう!
パターのフォーム
まずは正面から見たフォームを解説していきます。
まず大事なのはボールの位置です。
みなさんパターは転がすだけだからと大雑把に体の真ん中あたりに、と置いていませんか?
簡単に言うと、パットをするときのボールの位置は、
前傾を取った時におおまかに左の眼の下
です。
これは、実は細かく言うとパターの構造(最後にパターの種類で簡単に解説しています)や、利き目によっても変えたりしますが、基本的には左目の下と思っていただいて結構です。
次に持ち方、構え方です。
① 肘を体の横に着けて小さく前ならえをします
② 前傾を取って
③ ボールが左目の下に来るようにして
④ 小さく前ならえをして、ひじを体に着けといたまま、パターに向かって手を伸ばしていきます
膝は軽く曲げる感じでいいです。
膝を曲げない方もいらっしゃるかと思いますが、そこはそれぞれにお任せします。
慣れている方で構いません。
この時大事なことは、パターと腕と上半身が一体化しているということです!
なぜでしょう?
パターの場合は手首をできるだけ動かさず、形が構えた時と上半身が変わらず、ストロークをする、というのが理想です。
動画を見ていただければわかるかと思いますが、下半身と頭は動いていません。腰から上が一塊で動いています。
一塊にせず、緩んでどこかを孤立して打ってしまうと、スピードが変わってしまうので距離感が出にくくなったり、打った時のパターのフェイスの向きが左右や上下にかわってしまいます
なるべく構えた時と変わらないような状態で動けるストロークで、元に戻ってくるという構えが大事です!
グリップ
言ってしまえばこれは自由ですが、一番多く握られているスタンダードなものは
逆オーバーラッピングという握り方です。
プロ選手でいえば、タイガーウッズなどもこのグリップです。
当スタジオのプロもゴルフをはじめたころに悩んでこのグリップにしたそうです。
なぜこのグリップがいいのかの理由は、
手首を使わないために右手と左手をなるべく寄せて、一か所に支点を持ってきたいから、です。
通常のグリップはこのような感じ
これ以上に手と手を寄せるためにはどうすればいいのか?
手の中に手を入れちゃえばいいんです。
人によっては左手のかぶせる本数が2本だったり
1本だったりします。
人によって好みでかぶせる指の本数は自由ですが、大事なことはなるべく右手と左手を近づけるということです。
そうすることで一塊になり、手首を使う事が無く、フェイスの向きも左右上下にズレづらくなります。
握る強さ
強くも弱くもなく、手首が緩まない程度の力加減で握りましょう
弱いとクラブヘッドが独立してスピードが上がってしまうので、ここが固定できるほどの強さがベストです。
↑手首が少し緩んでしまい、クラブがだらんとなってしまう
この握り方(逆オーバーラッピング)がポイント!
左手のかぶせる人差し指の位置はこっちでもいいです
多いのは一枚目の方です。(ストレート目にかける)
このストレート目に人差し指をかけることで、ターゲットに対して人差し指がまっすぐ出るイメージが出てくるという効果があります。
親指に関しては両手とも、親指の腹をグリップに乗せてあげます。
実はパターのグリップは特徴があり、形が特殊です。
グリップの中でも、パターのグリップにだけ許されているグリップで、他のクラブと比べて円形でなく、半月のような形をしていて一番上側だけが平らに作られています。
この平面が目標に対して、平行に面が入っていればまっすぐ構えられていると視覚的に確認することができます。
親指の腹をこの上に乗せてストロークをすると体でも意識することができます。
裏から見るとこんなグリップ
横から見ると
グリップの仕方についてはそれぞれの自由なので強制はしませんが、このグリップは非常におすすめです。
初心者の方は特にこれを実践してみてください。
上級者の方でも、パターのグリップはそこまで変えることが苦ではないと思いますので是非挑戦してみてください!
では次に、後ろから見た場合を解説していきます。
ボールの位置は変わらず、左目の真下に来るようにして、
股関節で前傾をとって膝は軽く曲げます。
(前述した通り、膝を曲げる曲げないはどっちでも構いません)
足の幅はそれぞれですが、大体一足から一足半くらいとりましょう。
パターを置いて前ならえの状態で握ります。
この状態で後ろから見て気づくことは…
パターのシャフトとひじから先ラインが一直線に見えている!
ということです。
これは非常に重要なポイントです。
肘とパターが一直線になるようにすることによって、パターと腕、体が一塊になるような状態ができます。
ショットの場合は手首を使うので、手のひらが下にあり指先で持つような感覚で、自然に手首を使える状態が作りやすくなりますが、
パターは手首を使わないので、グリップを下の方で手のひらの真ん中にくるようにすると、ひじから先とシャフトの線が一直線になるような感じを作りやすくなります。
あとは背中を上下に動かすような感じでストロークをします。
バックストロークは右肩を上げるように
フォローストロークの際は左を上げるようにストロークをします。
そうすることで、肩(本当は意識したいのは背中)のみが動いているので、手首を使わず、体の動きでパターが一塊に動くのでその動きにくっついてきて、元の最初に構えた形に戻ってくるようなストロークができます。
これがパターの構え方、ストロークのコツです!
家で練習する場合
パターのカップは10.8cmで、一升瓶の底と一緒のサイズです。
ビールやジュースの缶を使うと10.8cmよりも小さいので、ゴルフ場に行ったときに本物のカップが大きく見えるから狙いやすくなります。
では早速練習!
まずはボールをまっすぐターゲットに合わせます。
ターゲットに対してボールをまっすぐ置く、というのも練習です。
実はまっすぐに置くというのは少し難しいので、実際にまっすぐ置けているのかやってみてください。
まっすぐ置くときのポイントは
後ろ側から対象物を見ながら、狙う通り道にの途中にスタンス時に見える小さい目印を作ると置きやすいです。
家の場合は絨毯の色が変わっているところでもいいし、セロハンテープで目印を作ってみたりするのもいいです。
その目印に対してボールをまっすぐにして、その先に缶などカップを想定したものがある状態にします。
まっすぐというのは何となくまっすぐでも、ちょっと傾いていてもダメ!
上下前後、すべてがまっすぐになるように置きましょう。
ここにクラブフェイスを合わせていきましょう
目が真上に来ていますね?
そうしたらボールとパターのサイドラインを直角に合わせます
そう構えれば目標に対してストレートに構えられている、ということです。
構えは前述の通りにして、
パターヘッドをボールに垂直に合わせ、ボールとパターの線がまっすぐになるように構えます。
ストロークの際は背中で動いて、背中で動くを強く意識します。
そうするとボールは、きれいにボールのライン(画像、動画ではボールにラインがあるのでそのライン)が見えるよう転がっていきます。
面倒くさいかもしれませんがこれをとことんやることで、パターは非常にうまくなります!
パターの種類について
パターにもいろいろな種類があります。
では、どれを選んだらいいのでしょうか?
一番大事にしたいのは自分の感覚です!
見た目や、打ってみた感じ、感触!
ただそれだけです。
あ、これなんかいい感じ!
と思ったものを選びましょう。
理由はパターの種類、形状にあります。
大きく分けてパターは2種類あり、
一つ目は大きいヘッドのパター、マレットタイプといわれるもの
これはターゲットに対して構えやすい、という特徴があります。
もう一つはスタンダードタイプ
細身、シャープに構えたい人はこっちの方がおすすめです。
特に、ボールに対してまっすぐ構えやすいので、パターに線が入っているのがお勧めです!
さらにパターには”インサート”とか”面”と呼ばれる、いわゆるボールに当たるところにも種類があります。
これらの種類は、フェイス面に作ってある素材によって変わりますが、
単一の素材(オデッセイのホワイトホットなど)の方は当たった感覚が少し柔らかい感じで、当たった時の音が少し丸い感じがします。
金属が入っているようなものもあります。
これは金属で反発することで転がりをまっすぐにしてくれるような働きがあります。
当たった時の音は金属ですので、「キンッ」というような金属音がします。
もちろんこれが嫌な人もいますし、いい人もいます。
なのでパターは直観、好き嫌いで決めていいわけです。
最近は何種類かパターをそろえている人もいるぐらいですのでそのようにパターの種類を理解することで、
今使っているパターは果たして自分に合っているのか?
新しく買うならどの形にしようか
等を見極めてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
動画や記事を見ながら実際に打ってみた方もいらっしゃるかと思いますが、なかなか上半身を固定するのは難しかったかもしれません。
しかしこれを練習することで間違いなくパターは上達し、スコアはアップします!
さらにパターの種類は今回上げた以上に様々です。
形だけでも数10種類以上ありますので、是非販売店などでいろいろな形をみて、試してみてください!
T-LAGOON GOLF STUIDOのティーチングプロ小宮拓郎は自他ともに認めるパターの天才です!
これであなたもパターの天才になれるかも!
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